こんにちは、生産部です。
メタメリズム=条件等色
について今回はお話させて頂きます。
最近海外のSNSで話題になっていましたが、
ショップで帽子の緑色が気に入って買った人が、家に帰って鏡の前に立って見ると
帽子の色が黄色になっていてパニックになったと話題になっていました。
これはショップの光源が蛍光灯で自宅の光源がLEDだった事によるメタメリズムの現象だったのです。
細かく説明すると難しい話になってしまいますので簡単に説明すると(厳密には少し違うのですが)
「メタメリズム」とは光源が変わると色が変わって見える現象という事ですね。
色見本(塗物やPANTONEチップ)にも光源や角度で変化する物があります。
調色現場でよくあるのが綺麗な色見本の場合ですね。
例として下の2枚の画像で違いが分かるでしょうか?
コレはカシュー株式会社のストロンTXL-2800の塗料を調色した物になります。
左の画像が蛍光灯、右の画像がLEDです。
どちらも同じ黄色と緑の塗板ですが蛍光灯の方が青味が強く出て
LEDの方が赤味が強く出ていますね。
実際目視で見ると画像よりもハッキリと違いが分かるんです。
今回使用した原色の場合、
綺麗な黄色と緑の調色はメタメリズムが発生するので
注文依頼をされる場合は光源の選定には注意が必要となります。