光輝材について~パール編
こんにちは、生産部です。
今回は光輝材についてお話させて頂きます。
簡単に説明するとパール顔料やアルミニウム顔料の事を指します。
その中でも今回はパール顔料についてです。
弊社での調色用として常時使用しているパールは2種類あります。
カシュー株式会社のストロンTXL-2800のクリヤーに同量混ぜ、
ABSの黒板に同条件で塗布した物になります。
右側の板が透けて見えるのは右のパールの方が粒が大きく隙間が出来やすい為ですね。
粒の大きさとしては右の方が2-2.5倍大きく、通常の塗装膜より大きい為、
トップクリヤーを吹く商品とか中塗りに使う方が良いかと思います。
左の方は透けも少ないですしパールクリヤーとしてもパールカラークリヤーとしても
使い勝手は良いと思います。
さて、ここに色を投入するとどう変化するかですが、
上記塗料に原色のブルーを10%投入した物がこちらです。
これは大分変化が起きましたね。
左の方は透けが少ない分、色がハッキリ出ましたね。
ただ、その分パールが消えていますので、調色時は色を減らしたりパールを増やさないと鮮やかに見えてこないですね。
濃色依頼の時はすぐに色が出るので助かります。
右の方は透けがあった分、鮮やかになりましたね。
透けやすい分、色が入ると吹きやすさと鮮やかさが同時に上がるので
淡色の綺麗な色が欲しい時はこちらですかね。
メタリックでは出ない綺麗で濃い色が出来ますので
鮮やかなパールでキラキラ感を出してみませんか?
次回からはメタリック編です。