光輝材について~パール編

  • 2021.12.17

こんにちは、生産部です。

今回は光輝材についてお話させて頂きます。

簡単に説明するとパール顔料やアルミニウム顔料の事を指します。

その中でも今回はパール顔料についてです。

 

弊社での調色用として常時使用しているパールは2種類あります。

カシュー株式会社のストロンTXL-2800のクリヤーに同量混ぜ、

ABSの黒板に同条件で塗布した物になります。

右側の板が透けて見えるのは右のパールの方が粒が大きく隙間が出来やすい為ですね。

粒の大きさとしては右の方が2-2.5倍大きく、通常の塗装膜より大きい為、

トップクリヤーを吹く商品とか中塗りに使う方が良いかと思います。

左の方は透けも少ないですしパールクリヤーとしてもパールカラークリヤーとしても

使い勝手は良いと思います。

さて、ここに色を投入するとどう変化するかですが、

上記塗料に原色のブルーを10%投入した物がこちらです。

これは大分変化が起きましたね。

左の方は透けが少ない分、色がハッキリ出ましたね。

ただ、その分パールが消えていますので、調色時は色を減らしたりパールを増やさないと鮮やかに見えてこないですね。

濃色依頼の時はすぐに色が出るので助かります。

右の方は透けがあった分、鮮やかになりましたね。

透けやすい分、色が入ると吹きやすさと鮮やかさが同時に上がるので

淡色の綺麗な色が欲しい時はこちらですかね。

メタリックでは出ない綺麗で濃い色が出来ますので

鮮やかなパールでキラキラ感を出してみませんか?

次回からはメタリック編です。